嬉しいお知らせ！あの「くまモン」組曲のステージがネットで配信される！

皆さん、こんにちは。

小中学校は何とか新年度を迎えたと思っていたら、私の住んでいる周辺の小中学校は今日からまた休校です。

大人も子供も本当に大変。（涙）

合唱団も練習ができないので、練習予定の楽譜を配ったり、伴奏やパートの音源を配信したり、またオンラインレッスンをしてみたりと、なんとか子供たちとの繋がりを保とうとがんばっているところです。

そんな中、今日、熊本県立劇場から嬉しい電話がありました。

電話の内容は、2016年に開催された第58回熊本県芸術文化祭オープニングステージの様子をユーチューブで公開したいということでした。

地震からの復興の最初のステージに

2016年4月の熊本地震で熊本県立劇場も大きく被災し、使えなくなっていました。

でも8月の芸術文化祭オープニングステージで開館することになり、県内の少年少女合唱団にも手伝って欲しいとの要請がありました。

私達、大津少年少女合唱団は9月に定期演奏会を控えているので大丈夫だろうかと少し心配しましたが、地震からの復興のステージ。

しかも子ども達が歌う曲は児童合唱組曲「くまモン」。

これは、このステージのために作られた曲で、その時が初演になります。

しかもしかもくまモンも出演して一緒に歌うそうなんです。

そして、指揮はあの世界的な指揮者、山田和樹さん。

これは参加しなければもったいないということで、大津も参加することにしました。

忙しかったけど楽しかった合同練習

県内4つの少年少女合唱団で合同合唱団が作られ、夏休みに何度か合同練習を行いました。

まだ地震の影響で使える施設が少ない中、なんとか練習場所を見つけて集まりました。

忙しかったけど、とても楽しい思い出として残っています。

「くまモン」組曲はとても難しかったのですが、子ども達はよくがんばり、合同合唱団はだんだんと素晴らしい合唱団になっていきました。

この曲を作詞・作曲された森田花央里さんも東京から指導に来てくださり、とても貴重な経験になりました。

子どもの力はすごかった!！

山田和樹先生の指揮でリハーサルができたのは前日の短い時間でした。

他にも大人の合唱などのプログラムがあったので。

山田先生はラフで優しそうな先生。でもオーラがあって、歌う者を引きつけます。

その指揮には力がありました。

でも「ええーっ？」ってびっくりしたのは、ステージ最後の大人との合同合唱の時、「子ども達、せっかくだからステージの一番前に出てきて。そう、僕より前。それから楽譜は見ないで。」

「ええーっ？その曲覚えていません、子ども達。しかもいきなり指揮者より前に出ろだなんて。子ども達、どうしていいか分からなくなるじゃない！」（私の心の声）

そしてもっとびっくりしたのは、「せっかくだから踊って。」

「はいはい、山田先生。先生は何でも軽く言われますけど、子どもって臨機応変効かないんですよ。しかも明日が本番。練習する時間もないんですけど。覚えてもいない歌に踊りまでつけろと？先生は確かにすごい指揮者ですけど、子どものこと、よく分かっておられないのでは？」（焦りマックスの私の心の声）

そして最後に、「あっ、制服じゃなくて、みんな普段着で歌おう、明日。その方が楽しいよ。」

「あらーっ、今からそれを保護者に連絡しろと・・・。」（私の心の声）

いやあ、びっくりしました。

すごい才能がおありだから、だれでも何でも簡単にできると思われたのでは。

そして、本番の日がやって来ました。

リハーサル室で一生懸命練習はしましたが、果たしてこんな急なことで、子ども達大丈夫なのか・・・。

そして本番です。

私は袖から見ていました。

子ども達、本当に楽しそうに生き生きと歌っています。

くまモンも途中からステージに。

くまモンは直前まで東京にお仕事に行っていたので、リハーサルもせず、いきなりの本番でしたが、いやあ、くまモンってすごいんですね。

そのジャンプ力、パフォーマンス力には驚かされました。

「くまモン」組曲は素晴らしかった！（涙)

観衆の感動が伝わってきます。

そしてエンディングの合同合唱。

子ども達、すごかった！

みんなステージの一番前に並んで、楽譜見ないで踊りながら堂々と楽しそうに歌ってる！

子どもってすごい！

山田先生、すみません。

子どもを信じた先生は正しかった。

また楽しく歌える日を待ちながら

あの時のことを思い出したら、どんどんどんどん記憶が蘇ってきて、つい長くなってしまいました。

明日以降、この「くまモン」組曲のステージがYouTubeにアップされるとのこと、とても楽しみです。

アップされたら、またお知らせしますね。